ロレインブロウが直営もフランチャイズもやる理由は!?
2024.7.26
ロレインブロウが直営もフランチャイズもやる理由は!?
2024.7.26
ロレインブロウでは、現在、直営店を30店舗ほど展開しています。
フランチャイズも順調に増えているなか、直営店も増やしている経営者は、そこまで多くないと思います。
フランチャイズの方が展開のスピードが早く、“FCドリーム”なんて言葉があるぐらいですからね。
では今回は、私(ロレインブロウ)が直営もフランチャイズも、両方展開し続ける理由をいくつか話していきます。
▼YouTubeはこちら
直営店の必要性とは
◆FC加盟への怖さをなくし、モデルとなるため
一つ目は、
FCに加盟することへの怖さをなくし、FCのモデルとなるため
ですね。
そもそも、直営店がないと、FCに加盟するのが怖くないですか?
例えば、渋谷で経営が上手くいっている1店舗があったとして、そこからフランチャイズで100店舗をいきなり展開するって怖いですよね?(もちろん実現可能な方もいますけどね)
私は、フランチャイズに加盟してもらうことは、本部(経営者)に責任が伴う、と考えています。
もしあなたがロレインブロウに加盟することになったら、家族構成や現在の貯金額、失敗したらどういう未来があるのか、など最悪なケースを一緒にシミュレーションしたりします。
ただ失敗して借金させて終わり、という訳にはいきません。
そのためにも、直営店がモデルとなって「このぐらいの人口でも経営していける」ことを見せて、フランチャイズ店の経営に役立てて欲しいし、何かあれば助けられる存在でもいたい。
フランチャイズ店(オーナー)に安心してもらうためにも、直営店にはモデルとしての役割をもたせているのが、理由のひとつです。
◆直営店の方が儲かる
正直な理由を話すと、“直営店の方が儲かる”ことが理由のひとつでもあります。
フランチャイズ店から売上を15%をもらうとなっても、直営店の売上を比べると、直営店の方が金額だけいえば、直営店の方が儲かる計算になります。
ただロレインブロウの創業時は、資金がなかったこともあってフランチャイズ展開の選択肢をとりました。
結果として、いいオーナーさんと出会えたこともよかったし、現在は7割ほどの店舗がフランチャイズ店ではありますが、「店舗をもっと増やしたい」となった時、やはり地方にフランチャイズ店は出しにくいという問題もあります。
だから、地方だとしてもいい物件に出会えれば、直営店を出してきたので、直営店が増えている、というのもありますね。
◆FC本部を支えてくれる人材育成のため
三つ目は、フランチャイズ本部を支えてくれる人材が多く排出できれば、グループ全体に価値が出ると考えているからです。
フランチャイズから優秀な人材が出てきたとしても、「本部で働いてください」と、なかなか仕事を振ることが難しい。
しかし、“直営店と協力して”ということであれば、できることはある。
他にも、フランチャイズ店でスタッフが辞めて経営が例え難しくなっても、直営店からスタッフを補うこともできるかもしれない。
スタッフのキャリアを考える上でも、私も含めてさまざまな経営者で人材を育てたほうが、いろんな良さがあると思います。
FCと直営の両方を店舗展開する上での課題
ここまでの話を読むと、「FCと直営のミックスがいい!」となるかもしれませんが、課題もあります。
それは、近い距離でオーナーが違う店舗があると、経営効率が悪くなってしまうこと。
例えば、一定の範囲内で同じオーナーが複数店舗を出していれば、広告に対する反響も大きくなりますよね。
渋谷店と数駅隣で都心から離れた店舗を、異なるオーナーが経営していた場合、広告を打ち出しても、さまざまなエリアから行きやすい渋谷店に人が流れてしまう可能性がある訳です。
なので、投資のパワーを最大限高めるためにも、「オーナーのマッピングをしておけばよかったな」と少し後悔はしています。
まあ今だから言えることだし、贅沢な悩みなのかもしれないですけどね。