【即閉店】サロン経営が失敗する人の特徴
2024.11.27
【即閉店】サロン経営が失敗する人の特徴
2024.11.27
こんにちは、ロレインブロウの東です!
今回は、サロン経営が失敗する人の特徴について、話していきます。
そもそも経営のことを知らない方が多いので、現場を経験していても経営する側になると難しく失敗することも多い。
そこで、サロン経営が失敗する人の特徴をいくつかにまとめてみました!
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1.原価などの諸経費を全く把握できていない
1つ目は、原価などサロン経営にかかる費用について、把握ができていないです。
売上から原価などを引いた物が粗利益となりますが、この粗利益を出すための、1回の施術でかかる原価を把握できていない方がとても多い。
ホットペッパービューティーをみてても、「この安さでクーポン出してたら、赤字じゃない?利益出る?」と感じるサロンを数多く目にします。
ロレインブロウの場合は、1回の施術で600円くらいは掛かっていて、ロレインブロウで決めています。
施術者の延長線で経営者になろうとしているのに、
- 1回の施術の原価を把握できていない
- 1回の施術で利益がどのくらい出るのか
- 月間での施術のありはいくらなのか など
を把握できていない方は、気をつけた方がいいです。
2.サロンのモノを私用目的で使う
2つ目は、サロンのモノを私用目的で勝手に使ってしまう人です。
サロン経営していると、商材を正規の6割ぐらいの価格で仕入れられるのですが、購入してもサロンで使用するのではなく、自分の目的のために消費してしまう人がいるんですよね。
他にも、経費をどこまで使っていいのかを考えていない人もいます。
例えば、仕事上の打ち合わせ目的でカフェで飲食したなら経費でいいですが、自分で行く食事代は自分で払うべき。
そういった経費にするのか、自分で払うのかの境界線が曖昧で、さまざまなものを会社のお金で購入してしまうのは違うのかなと。
特に個人事業は変な話、なんでもできてしまうのでお金の使い方が曖昧になりやすいです。
なので、サロンのモノ(物やお金)はサロンのために使用するようにしてください。
3.従業員を入れるタイミングを間違える
3つ目は、従業員さんを入れるタイミングを間違ってしまう人です。
例えば、売上が100万しかないのに社員が3人いるとなると、1人あたりの売上は30万円になりますよね。
施術の枠がとても余っているのに、なぜ社員が3人もいるのかというパターンがとても多いです。
採用のタイミングをしっかりと自分の中で言語化・ルール化してから、スタッフさんを採用していかないとサロンが潰れてしまいます。
私が意識している採用のタイミングとしては、まつ毛サロンでは1人目のスタッフが次回約70%〜80%取れている、かつ、次の月の予約が70〜80件ほど入っている状態ですね。
その状態だと、新規のお客さんを2〜3割ぐらいしか受け入れられないので、そのタイミングで2人目を入れます。
そうすることで、2人とも売上が伸びていく状態を作れるようになります。
具体的には、売上が70万円ぐらい作れるようになったらというルールを決めていて、その数字が上がるようになったら、次のスタッフを採用しています。
定休日を作りたくないから、スタッフを最初から多めに採用したいオーナーさんもいると思います。
しかし、売上がしっかりと立っていない状態でスタッフを増やしても、結局経営が続かなくてお店を閉めることになるかもしれません。
そうなったら本末転倒なので、定休日を嫌がるのではなく、売上の数字を上げられてから採用していってほしいと思います。
4.お店の売上=自分の給料と考えてしまう
4つ目は、お店の売上=自分の給料と思ってしまう人です。
2つ目のサロンの私物化と被る部分がありますが、お店の売上=自分の給料と思っている人が多すぎます。
決してどんぶり勘定にならず、お店の固定費などの出費をしっかりと把握し、自分の手元に残る給与がいくらなのかをわかった上で、“自分のお金”を使うようにしましょう。
5.お店の収支がわかっていない
5つ目は、お店の収支が全くわかっていない人です。
売上がいくらなのかを把握していても、固定費などの収支を把握できていない方が多い。
例え家賃を把握できていたとしても、人件費や社会保険料なども含めた毎回必ず支払いが必要となる固定費がわかっていない、みたいなパターンです。
なので、必ず毎月PL(損益計算書)を作成して、お店のキャッシュフローがどれぐらいなのかを考えて経営していってください。
PLは税理士さんに依頼すれば作成してもらえると思いますが、そもそも個人事業主でサロン経営している方は、顧問税理士さんをつけていないことが多い。
自分でやっていけると思うかもしれませんが、お金のことは特に専門知識がある顧問税理士さんに任せた方がいいので、顧問をつけることを強くおすすめします。
6.学びや成長に投資していない
6つ目は、学びや成長に投資していない人です。
美容サロンに限らず、経営者として会社を大きくしていく、部下を成長させていくとなると、経営者自身も成長していかないといけません。
現状維持は後退、という言葉があるぐらいですからね。
「この会社にいても、私は成長できるのだろうか」とスタッフが辞めていく理由につながる可能性だって大いにあります。
私は複数のオンラインサロンに入っていますが、オンラインサロンに入会して学びの場を手に入れるのもいいですよね。
YouTubeだって、未来の売上につながるであろうコンテンツとして、投資をしているので、SNSでもいいと思います。
私利私欲ではなく、未来の売上・利益を追求するために自己投資は必要不可欠だと私は思います。
7.出店に高額な固定費をかけてしまう
7つ目は、出店に高い固定費をかけてしまう人です。
「一等地できれいなサロンを構えてみたい」と美容サロンの経営者なら夢みると思います。
ロレインブロウでも、高額な家賃であるサロンはいくつかあります。
しかし、家賃も含めて高額な固定費となったサロンを1店舗目から作ってしまうのは辞めてください。
すでに複数の店舗を経営していて利益があり、イメージ戦略のために出店するならいいですが、1店舗目で固定費を高額にしてしまう方も非常に多いです。
「安く作れ」と言っているわけじゃなくて、水槽をつけたり代理せきやシャンデリアをつけたり…
シャンデリアをみるために、お客さんはサロンに来ないですからね。
私の場合は、内装や立地よりも店舗数にこだわっているので、内装や立地にお金をかけたい欲が最初からあまりなかったですね。
自分のこだわりを反映させた城は、儲かってから作ってください。
8.1人あたりの生産性を考えていない
最後の8つ目は、1人あたりの生産性を考えていない人です。
サロン経営で年商6000万や20億、30億の社長という肩書きを持った方がいますが、経営に何人ぐらいが関わっているのか、がとても大事。
年間6000万売上げていたとしても、20人のスタッフなら1人600万の売上計算になるので、月商で考えたら少ない売上になりますよね。
美容サロンで大事になるのは、全体の売上ではなく、1人あたりの生産性、要は売上を人員で割って、1人当たりどのくらい売上が上がっているのかを見てほしいです。
私だと、1人あたり80万円の売上を出していれば、少なくとも利益は出るラインという感覚でいます。
また、1人あたりの生産性ー原価=一人当たりの粗利益になりますよね。
この一人当たりの粗利益も必ず出した方がいい数字です。
一人当たりの粗利益率、粗利益が年間通して1%でも変わると、1億の1%で100万、10億だったら1000万変わるのでインパクトがとても大きい。
手堅く投資を
今回は、サロン経営が失敗する人の特徴を8つ紹介しました。
この8つができていれば、まずは潰れないと思います。
美容サロンは小さく始められるので、リスクをなるべく小さくした状態で始められるのがメリットなので、手堅い投資として進めてほしいです。
1人で経営しているなら自分の好きなようにしてもいいですが、スタッフがいるならスタッフまで不幸にするのは避けたいですよね。