税理士選びをミスると会社が潰れる!?本当に正しい税理士の選び方2
2024.10.30
税理士選びをミスると会社が潰れる!?本当に正しい税理士の選び方2
2024.10.30
こんにちは、ロレインブロウの東です!
私は、「税理士選びをミスると会社が潰れます。」とXでポストしたぐらい、会社経営において税理士選びは大事なところだと考えています。
前回(【税理士選びミスると会社潰れます】)に同じテーマで話しましたが、
今回は前回の内容を踏まえつつ、
- 「こういう税理士を選べばいいんだ」
- 「私の税理士さん、ここ足りてないかもな」
- 「私だったらこういう税理士のがぴったりかも」 など
皆さんのためになる、税理士選びについて解説していきます。
会社が倒産してしまうのは、赤字が続いたときや社員が全員辞めてしまったときなどではなく、口座のお金がなくなって支払いができなくなったときです。
皆さん、勘違いしないでくださいね。
赤字が続いても、別に現預金があれば会社が潰れることはありません。
なので、会社経営で何が大事かというと、現預金をたくさん持っておくような戦略設計ができる税理士さんを顧問として入ってもらうことです。
私の場合、お金がないなか起業したので、顧問料が安い税理士さんというより、借入に強い税理士を最初から探していました。
「こういう事業をしたくて、まず軍資金がこれぐらい必要で、なるべく手元に資金を厚くできるような税務のサポートして欲しい」
といった感じで税理士を探していました。
探しているなかで、私が思うポイントを3つあるので、紹介していきますね。
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どんな税理士がいい?
◆おじさんすぎないこと
1つ目は、おじさんすぎない方がいいことです。
おじさんを否定しているわけではないし、「若い税理士さんだと怖い」という気持ちもあると思いますが、今風でイケてる税理士さんがおすすめです。
「メールでお願いします」「LINEはやってません」「チャットワークやってません」の税理士さんだと、コミュニケーションを取るのが大変です。
なら、チャットワークだったりSNSを使いこなせる税理士さんである方がいいですよね。
私の場合だと、税理士さんに限らず社労士さんや弁護士さん、士業の先生とはすべてチャットワークを使って、社員が見られるような状態にしてやっていきたいので、今使えるツールを使いこなせるのかはポイントです。
◆借入れに肯定的な税理士を選ぶ
2つ目は、借入れをすることに肯定的な税理士さんを選ぶことです。
前にお願いしていた税理士さんは、「無借金経営を目指してください」という考えだったり、借入のことをあんまり考えないので勘定科目が適当なことも多くありました。
なので、借入れに強い税理士さんを探すこと、借入れをするために決算をどう迎えようかという戦略を建ててくれる税理士さんの方がおすすめかなと思います。
税理士さんにも、経営的なスキルがあることを求めてほしいですね。
実際に探すときは、「借入れでこのくらいの軍資金がいる」「こういう経営戦略で、半年分ぐらいのキャッシュを持ちたいから、ちゃんと決算に向けてまで伴走してくれる税理士さんを探しています」といった、借入れをすることに肯定的であることを前提にして選んでみてください。
◆銀行とのパイプが強い税理士さんを選ぶ
3つ目は、銀行とパイプが強い税理士さんを選ぶことです。
理由は、銀行の借入れは紹介者でほぼ決まることを覚えておいてください。
私の借入れの経験でいうと、1発目公庫に飛び込みで200万の申し込みをしに行きましたが、審査が通らなかったことがあります。
なぜなら、未経験だからです。
そのため、銀行からの借入れは紹介でないと難しい部分があるので、銀行を紹介してもらえる銀行とパイプが強い税理士を選ぶことが大事です。
先ほど公庫の審査に落ちた話をしましたが、税理士さんの紹介で同じタイミングにある地銀に行ったら、300万円の融資が下りました。
他にも、知り合いの経営者さんに新規の銀行さんを紹介してもらったら、プロパー融資が下りたので、紹介者で変わることを経験してきました。
決算まで税理士は変えない方がいい?
よくある質問で、「税理士はどのタイミングで変えた方がいいんですか?」「決算までは新しい税理士は入れない方がいいですか?」と聞かれるのですが、今「この税理士さんを変えたい」と思ったならすぐに変えた方がいいです。
決算書というのは、銀行は1年分の決算書を見ることから始まるので、できれば決算の前に変えて、しっかりと税理士さんと決算を組み直して、万全に準備しましょう。
これを、頭に置いてほしいです。
銀行との関係の作り方
取引先の銀行さんに資産表を見せる機会を、月1回必ず作った方がいいです。
私がよくやっていたのは、30ページほどの資料を作って、資料を銀行さんに持っていって、
「今月はこれぐらいも黒字が出て、キャッシュはこれぐらい減ってます」
「出店が重なっていて、半年ぐらいするとここは黒字してきて現金は増えていくんじゃないか」
という話を銀行と話します。
そうすることで「この経営者さんは、毎月しっかりと管理、資料をきちっと作って会社のことをよく把握しているんだな」と思ってもらえて、銀行さんからの印象も上がるし、応援したいと思ってくれることもあります。
税理士さんにもさまざまなタイプがいるし、税理事務所も数多くあります。
そのなかから、自分と一緒の業種に強く、資金繰りにも強い税理士さんをぜひ選んでみてください。