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【複数店舗を成功させるマネジメント】

2024.7.2

「複数店舗のマネジメントが怖い」「複数店舗の経営が上手くいかないです」と悩んでる経営者は多くいると思います。

そこで今回は、私のなかで複数の店舗経営で大事にしていることをお話していきますね。

◆重要なKPI以外を細かく見過ぎない

まず、重要なKPI以外を細かく見過ぎないことです。

ロレインブロウでは、次の5つの数字を重要視していることを社員に共有してます。

      ①新規→次回予約の割合
      ②再来→次回予約の割合
      ③口コミ(HPB、Google)の増加数
      ④施術の人数
      ⑤物販の売り上げ

逆にこの5つの数字ができてればいいわけです。

ただ、数字を上げるための方法や考え方を、一度に一気に教えてもなかなかスタッフの力は追いつかないし、本人も腑に落ちない部分が出てくる。

そのときは、“段階的にできることを増やしていく戦略”です。

「新規の次回予約率が3ヶ月ぐらいで良くなったとしたら、次は再来のお客様の数字も見ていこうか」といった感じです。

段階的に成長をさせていく必要があると、経営者が理解することが大事。

先ほど挙げた5つの数字のどれでもいいから、達成しそうな数字をまずは達成させてあげる努力を、経営者及び管理者となるスタッフはするべきでしょう。

◆部下を信じて、耐えて、這い上がってくるのを待つ

まずは、達成できそうな数字を達成させてあげる努力を、なぜ経営者及び管理スタッフがしなければならないのか。

その理由を説明していきます。

できいないことが多くあるスタッフに向けて、「あれもできていないしこれもできていない…」と言うだけだと、社員は離れていってしまいます。

施術者の売り上げを上げるための3原則
  1. ・商品説明
  2. ・技術力
  3. ・やる気

この3つがスタッフにあったと仮定すると、結局”やる気“が売り上げに直結するんですよね。

だからこそ成功体験を積んで、次の目標を定めてあげるのが、経営者やマネージャーの役割だと思っています。

誰しもが完璧な人間ではないということ
得意不得意があるということ

を頭に入れて、スタッフと接する必要があります。

また、マネジメントの本質は指示を出すことではなく、これは厳しくいうべきか、これは見逃すべきか、それとも軽くふんわりと伝えるべきか、と使い分けるしかないと私は思っています。

上がってきた数字だけを見て、できてない数字を指摘する

これはAIでもできます。

そうではなく、「この段階でこれを言ったら社員は伸びるのか?」の視点を持って、いい塩梅でコミュニケーションをとる。

これが“できる幹部のマネジメント”ではないかなと。

複数店舗を運営するのに大事なのは、

部下を信じて、耐えて、這い上がってくるのを待つ。

部下を成長させるのは失敗体験や成功体験であり、我々経営者にできるのはサポートだということを肝に命じてください。

オーナー

株式会社ロレインブロウ

代表取締役 東 将大

高校・大学時代に某居酒屋チェーン店にてバイト。
社長や本部社員に憧れを抱き、大学1年で中退後、その居酒屋に入社。
ベトナム店の立ち上げなどに関わった。
独立への想いが強くなり、マンションサロンであれば
飲食店に比べて開業費が抑えられると、美容サロンをオープン。

2023年5月現在、ロレインブロウは100店舗まで拡大。

オーナー

株式会社ロレインブロウ

代表取締役 東 将大

高校・大学時代に某居酒屋チェーン店にてバイト。社長や本部社員に憧れを抱き、大学1年で中退後、その居酒屋に入社。ベトナム店の立ち上げなどに関わった。独立への想いが強くなり、マンションサロンであれば飲食店に比べて開業費が抑えられると、美容サロンをオープン。

2023年5月現在、ロレインブロウは100店舗まで拡大。