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絶対にサロンを潰さないための値段の決め方

2024.9.5

こんにちは、ロレインブロウの東です!

今回は、経営者の仕事のひとつである、サロンメニューの値段の決め方について話していきます。

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施術時間(分単価)の考え方

値決めの際にまず大事になることが、施術時間です。

私のなかでは、絶対に潰れないサロン経営にするためには、10分1000円が最低ライン。

というか、10分1,000円 1分100円の単価は、美容業界ではよく言われていて、「これ以上、単価を落とすのはキツイ」とするラインとされています。

新規顧客はカウンセリングがあるので、この単価を維持するのが叶えられないかもしれませんが、

“10分1,000円”の単価を下回らないことはまず意識するべき

逆にいうと、10分で2,000円の単価になるメニューがあれば最強なわけです。

60分で12,000円も売上を出せたら、利益率の高さも期待できますからね。

人件費の重要性

次に大事なのが、人件費です。

一般的に、売上に対しての30%が給料に反映できると言われています。

ということは、「給料の3倍は、売上を出してくださいね」というわけですよね。

ここで経営者に考えて欲しいのが、「働いてもらう人たちが、どのくらいの給料を毎月もらえればハッピーなのか」ということ。

もしスタッフに、30万の給料を支払いたいと考えたら、一般的な30%で計算するのではなく、35%で考えてみたりする。

ロレインブロウでは、実際に35%で人件費を計算しています。

1日8時間労働で新規が90分、リピーターが60分だとすると、1日5〜7人ぐらいの施術ができますよね。

これを計算すると

売上を構成するのは、顧客数×顧客単価=売上

1日8時間働くとして…
5〜7人×20日=100〜140人

だとすれば、最低でも顧客単価は1万にすれば、

100〜140×1万=100〜140万 の売上が出せる

これが、値決めの考え方。

「この価格なら入るだろう」
「この価格じゃないときついんじゃないか」

と考える人もいますが、会社の経営者として、人件費や給料に対してしっかりと設計をしてあげるのが大事です。

効率的に顧客単価を上げる

ロレインブロウは、

まつ毛パーマ 6,600円
眉毛パーマ 7,700円
眉毛ワックス 4,500円

で基本的に展開していますが、メニューを組み合わせると1万円を超えるようになっています。

ただ、組みわせればOKという単純なことではなく、効率よく生産性を上げることを意識して欲しいです。

例えば、美容院ならシャンプーの時間にヘッドスパのメニューに変更できるようにして、顧客単価を上げる、みたいな感じですね。

人件費などから顧客単価を設定し、そこから組み合わせを考えながら値付けを進めてみてください。

眉毛サロン専門として眉毛だけのメニューにしたら、同じ時間がかかるのに4,500円しか売上が出せない。

勝ち抜けなければ、求人に人は集まらないし、売上も上がらない。顧客数が少なければ給料も少なくなり、人が辞めていき、お店も増やせない。

そんな悪循環にはまらないようにしてください。

もちろん相場感もあります。

ロレインブロウもエリアによって、4つぐらい価格帯を分けていますが、基本原則の考え方は、

人件費、給与 → 値段を決める

の流れで進めると、人が辞めずに広がっていくと思います。

オーナー

株式会社ロレインブロウ

代表取締役 東 将大

高校・大学時代に某居酒屋チェーン店にてバイト。
社長や本部社員に憧れを抱き、大学1年で中退後、その居酒屋に入社。
ベトナム店の立ち上げなどに関わった。
独立への想いが強くなり、マンションサロンであれば
飲食店に比べて開業費が抑えられると、美容サロンをオープン。

2023年5月現在、ロレインブロウは100店舗まで拡大。

オーナー

株式会社ロレインブロウ

代表取締役 東 将大

高校・大学時代に某居酒屋チェーン店にてバイト。社長や本部社員に憧れを抱き、大学1年で中退後、その居酒屋に入社。ベトナム店の立ち上げなどに関わった。独立への想いが強くなり、マンションサロンであれば飲食店に比べて開業費が抑えられると、美容サロンをオープン。

2023年5月現在、ロレインブロウは100店舗まで拡大。