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【絶対やるな】サロンが閉店する理由ワースト5選

2024.12.19

こんにちは、ロレインブロウの東です!

「倒産しているサロンの数が増えているな」と感じたり、「サロン経営がうまくいっていない」という方から相談を受けたり、倒産や閉店に関して考えることがあります。

そこで今回は、倒産・閉店したサロンの共通点についていくつか紹介していきます!

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技術や商材に強いこだわりがあること

1つ目は、技術や商材に強いこだわりがあることです。

オーナーさんが現場にプレーヤーとしてでれる場合、経験や技術があるからこそ、こだわりが強い職人気質の方が特に多い。

ただ基準が高い、こだわりが強すぎるあまり、教育に時間がかかりすぎてしまうことがあります。

教育するのはもちろん悪いことではないのですが、その間売上が立たないので、人件費だけかかってしまって、サロン経営を圧迫することに繋がってしまいます。

ロレインブロウでは、未経験だとしても入社1ヶ月で正規価格をいただけるような教育を整えています。

長い経験を積んでいる人からしたら、「1ヶ月で取得できるわけがない!」と感じる方もいるとは思いますが、お客様にとったら何年経験したかはわからないですよね。

技術の経験年数よりも、お客様に満足してもらえることが大前提。

経営者のエゴでこだわりすぎても、それでサロンを閉店、倒産につながってしまうのであれば、こだわりはまず1個捨てた方がいいのかなと思います。

商材に関しても、いい商材を仕入れれば仕上がりもよくなるのは当たり前ですが、原価が高くなっても経営に影響がでてしまいます。

経営に悪影響でないようにするならメニュー価格をあげるしかないですが、皆が高級な成分が入った施術を受けたいわけではないですよね。

ロレインブロウの場合、毎日の眉毛まつ毛メイクの苦痛から解放されたくて、施術を定期的に受けにきてくれているわけです。

1ヶ月ほど施術が保ってくれたりすることを求められているので、そこを意識した上での商材選び、価格決定をしていく必要があります。

お客様が求めているものを求めやすい価格で、いつでもいけるお店を作っていく方が繁盛しているイメージがあるかなと思います。

ムダに人を採用してしまっていること

2つ目は、ムダに人を採用してしまっていることです。

新しくオープンするサロンで、最初から4〜5人のスタッフを揃えることもあるのですが、4〜5人分の集客が最初からできますか?という話なんですよね。

可能なら全然いいのですが、ポータルサイトやSNSなどで地道にコツコツ頑張って集客していくタイプなら、1人2人のスタッフ数から始めて、売上げ立つようになったら、3人目を採用すればいいじゃないですか。

売上がしっかりと立っていないと、スタッフ還元できずに社員が満足できないで離職につながっていくので、ムダに人を採用しないことに注意してください。

サロンの家賃が高いこと

3つ目は、サロンの家賃が高いことです。

「まだ1店舗目2店舗目なのに、そんなとこに借りた?」みたいなのがとても多い。

立地がいいところにお客様の足がたくさん運そうに感じるのはわかるのですが、手元に500万しかないのに、家賃50万とか100万のお店を借りてお客さん来なかったら3ヶ月ほどで閉店になってしまいますよね。

ロレインブロウでも銀座や新宿に出店してますし、40万や50万ぐらいの家賃がかかっていますが、それは今だからできる話です。

最悪ここが軌道に乗るのが遅くても、他の店舗で利益を賄えるので出店を決めています。

耐えられる体力が企業にないのに、家賃が高い場所を選ぶと本当に失敗してしまうので、注意してほしいポイントです。

コンセプトや売り方が全くわからないこと

4つ目は、コンセプトや売り方が全くわからないことです。

エステやホワイトニング、痩身、肌改善など、トータルビューティーサロンみたいなことをやっていても、「結局何屋さんなんだろう?」という印象になってしまうことがあります。

毎月通うなら、専門性があるお店で施術を受けたいですよね。

もちろん大手ならトータルビューティーサロンでうまくいっているサロンもありますが、小規模サロンでチェーン展開できているところってないんですよね。

教育コストも高くなりやすいので、サロンなら小規模で専門的に始めて、お客さんのリピート率を上げて手堅い経営をしていきましょう。

QSCがとても低いこと

5つ目は、QSC(Quality・Service・Cleanliness)がとても低いことです。

どの店舗、どの業態にも必要なのが、QSC

店舗経営するなら、最低限QSCを知っておかなければならないし、現場で高いQSCを保てるように経営者はコントロールして行かなければなりません。

立地が良いサロンでも、QSCが悪かったらお客様から選ばれなくなっていって、リピーターが減って閉店になる可能性だってあります。

せっかくお客様がきてくれているのに、それが広がっていかないのであれば、QSCに問題がないかどうか確認していかないと閉店に追い込まれる大きな理由になってしまいます。

QSCにおいて経営者が何をすべきかというと、店舗が管理できるように、チェックシートを作成して、幹部→社員、新入社員の研修できちっと伝えられるようにしていきましょう。

そこまでセットで作り上げていくことで、店舗が増えてもブレないQSCが出来上がっていきます。

まとめ

今回は、サロンが閉店する理由ワースト5を紹介してきました。

美容業界で閉店するのって、お客様が来なくなったというより、家賃の支払いに耐えられなくなって辞めていくパターンの方が多いような気がします。

もちろん安ければいいというわけではないですが、家賃を含む固定費はなるべく抑えて、高いQSCを保ち、社員もお客様も満足できるサロンを目指していってください!

オーナー

株式会社ロレインブロウ

代表取締役 東 将大

高校・大学時代に某居酒屋チェーン店にてバイト。
社長や本部社員に憧れを抱き、大学1年で中退後、その居酒屋に入社。
ベトナム店の立ち上げなどに関わった。
独立への想いが強くなり、マンションサロンであれば
飲食店に比べて開業費が抑えられると、美容サロンをオープン。

2023年5月現在、ロレインブロウは100店舗まで拡大。

オーナー

株式会社ロレインブロウ

代表取締役 東 将大

高校・大学時代に某居酒屋チェーン店にてバイト。社長や本部社員に憧れを抱き、大学1年で中退後、その居酒屋に入社。ベトナム店の立ち上げなどに関わった。独立への想いが強くなり、マンションサロンであれば飲食店に比べて開業費が抑えられると、美容サロンをオープン。

2023年5月現在、ロレインブロウは100店舗まで拡大。