【要注意】スタッフの給料の決め方
2024.11.7
【要注意】スタッフの給料の決め方
2024.11.7
こんにちは、ロレインブロウの東です!
今回は、社員の給料や年収をどのように決めているのか、について解説していきます。
- 求人を出しても応募がこない
- どのように社員の給料を決めるべきなのか など
さまざまな人に、給与に関することを質問されます。
業界によって給与の決め方は異なりますが、 今回の記事では基本給や歩合などの内訳についての経営者の考え方を説明していきます。
ぜひ、自分のサロン経営に生かしてもらえればと思います!
基本給と歩合給の考え方
美容サロンは、基本給と歩合給という形で給料が構成されていることが多いと思います。
基本給は、仕事をこなして くれた責任に対して払うものになるので、
店長:20万+役職手当5万
一般社員:20万円
といった場合、店長と一般社員の給料の差は、責任の差になります。
基本給や歩合以外の手当を含む固定で渡すものは、責任もセットで条件を明確化して手当をつけるようにしてください。
出した成果に対する給料が歩合だと私は思っているので、ロレインブロウでも歩合のパーセンテージを大きくつけています。
競争率を意識した給料設定
基本給は、責任に対して払うもの
歩合は、出した成果に対して払うもの
であれば、具体的な金額はどのように決めているのか、という点について話していきます。
給与の金額をどのように決めるかは、競争力です。
- 求人に対する新規応募の競争力
- 働いてくれている社員が長く続いてくれるのかの競争力
この2つの競争力です。
映りがいい写真を撮ったり、文言をいじってみたり、価格について検討してみたり…ホットペッパービューティーからの新規集客に力を入れますよね。
しかし、皆さん基本給や歩合を見ないことが多い。
要は、新しいスタッフを集めることは、新規集客と考え方は同じです。
スタッフを1人雇うために、他社にはどうやったら勝てるのか
新規の1応募を取るために、他者との競争ををどうやって合わせていくのか など
競合サロンに打ち勝つための求人を設計する、という考え方が大事になってきます。
経営者が求める人材の明確化
どういう業界からどういう人を採用したいかを考えて水準を決めることも、大事なポイントです。
ロレインブロウは、バリバリの経験者や独立願望が強く何でも勉強しますみたいな社員がほしいか、といったらそうではありません。
例えば、美容師になったが、給与は20万円未満、完全週休二日制でもなく、体力がキツくて3年以内に辞めてしまった方がいたとします。
美容師として復帰するのは辛いけど、美容師免許を活かしたいと思ったとき、ロレインブロウのサロンだったら
基本給がそもそも22万円〜
歩合も高い
完全週休二日制
未経験もOK
だから、ロレインブロウなら頑張れるのでは?と思ってもらえる可能性が非常に高い。
このように、どういった人を採用したいのかをきちっと考えて給与や歩合などの求人の要件を設計しなければなりません。
相場を基準にするのもいいですが、 どういうバックグラウンドの人を採用していくのかを決めないとバラバラな人種が集まって統制できなくなります。
正社員でも業務委託でもパートでも、基本的な考え方は一緒です。
また、現場で働くのは女性なので、福利構成にも力を入れていかないと求人の市場では勝てない現状があります。
責任を明確に言語化する
社員が背負う責任は、必ず数字で見えるものと見えないもので分けて、経営者があなたに「これをして欲しいんだよ」と明確にしないと給料は決められません。
ロレインブロウでは、まず再来の数がどれだけいるのかが1つの基準。
新規顧客に対しての次回予約率や口コミの増加率など、サロン経営で大事なKPIを店長に責任としてつけていって、達成すれば店長手当でお金がもらえるシステムにしています。
繰り返しになりますが、年収や給与は競争力です。
必ず他社との競争に打ち勝てるような条件を作り出せるか、その条件を作り出すために企業がどこで努力をするかです。
また、他社には取れないような競争力。
この2つの競争力を押さえた上で、給与について考えてみてください!
経営において人件費は非常に大きな割合を占めています。
給与をしっかりと設計できたら、必ず経営は変わります。
ぜひ自分のサロンの給料について、今一度振り返ってみてください!