【完全版】多店舗展開のすべて!ー1→10店舗のフェーズー
2024.11.18
【完全版】多店舗展開のすべて!ー1→10店舗のフェーズー
2024.11.18
こんにちは、ロレインブロウの東です!
今回は、サロン経営の多店舗展開のすべての1→10店舗のフェーズについて話していきます。
内容としては、
- 店舗展開に必要なこと
- 店舗出店の0→1フェーズ
- 1→10店舗のフェーズ
- 10→100店舗のフェーズ
に分けて話しているので、気になる回があったらぜひチェックしてみてください!
では、1店舗目が成功して「そろそろ次の店舗を出そうかな!」という面白いタイミングですね!
まずは、集客について話していきます。
集客について
店舗出店の0→1フェーズの回で話した、ホットペッパービューティーや無料で使えるツールを、1→10店舗のフェーズでも使いますが、お客さんに何がウケた結果、集客に繋がっているのかを見極める必要があります。
ロレインブロウだと、まつ毛と眉毛の目元のビフォーアフターを、1→10店舗のフェーズの間もずっとSNSなどにアップし続けていました。
◆集客の再現性を確保する
また、1→10店舗のフェーズとなると、そろそろホットペッパービューティー以外で、広告を活用して集客の再現性を取っていくことが必要になってきます。
広告は、Metaを使うのもありだと思います。
Instagramで画像やショート動画をまず作成してみましょう。
万単位で再生されるようなコンテンツが出てきたら、Metaで広告をつけて回して1クリックいくらで取れるのかをテストしてみてください。
私がロレインブロウを立ち上げた当初にやっていたのは、天王寺店のLINEへの問い合わせ数はもちろん計測していましたが、断っている予約の数も計測していました。
ロレインブロウのInstagramアカウントから店舗のLINEに予約の連絡があるとして、予約状況によっては断るケースもありますよね。
その断った=ロレインブロウの行きたいと思っているお客さん、ということなので、断っている数が多くなってきたら、2店舗目を出せるほどの需要が高まっていると判断できます。
まだ1店舗目しか成功していない状態なので、2店舗目以降が成功するかわからないのでまだ怖いじゃないですか。
採用について
次は、採用についてです。
1→10店舗に拡大していくので、もちろんスタッフを採用していかなければいけない。
でも、採用も失敗のことを考えると怖いですよね。
なるべく採用で失敗しないためにも、今在籍しているスタッフの売上が大体70万円を超えて、リピートのお客さんが70〜80人ほど溜まり、ある程度来月の売上が担保できていると判断できたら次のスタッフを採用してください、と私はよく伝えています。
みたいなことは、よく起こります。
売上を担保するためにも、しっかりとリピート率をみてください。
◆採用面での集客も意識
採用でもうひとつ伝えたいのは、採用面での集客ができるかどうか、という点です。
大阪で働くアイリストさんの今の平均月収は25万円ぐらいに上がってきていて、休みも月8日がオーソドックス、服装は自由で、歩合率は大体30〜40%。
といった具合に、私の頭にはパッと情報がでてくるのですが、皆さんも私のように、自分のサロンを出しているエリア、出そうとするエリアでの求人の平均相場は必ず調べてください。
採用も競争力が必要だということです。
お客さんの集客と一緒で、Meta広告やSNSを活用しながら、「このぐらいの条件なら人が集まるのか」と、テストを繰り返しながら、採用の再現性を高めていきましょう!
リピートの施策について
次は、リピートの施策についてです。
◆リピート施策の形を決める
リピートの再現性を高めるためにできることの1つ目は、新規のお客さんをリピートにしていく形を決めることです。
ロレインブロウでは次回予約制度を導入していたり、ラピラティスではサブスクで月額会員になってもらう形を取っています。
他にも、エステだと回数券制度を導入しているサロンもありますよね。
これは業態によって、特徴が異なるので制度も使い分けが必要だからなんです。
まつ毛や髪の毛は、リテンションを必要とするので、基本的にお客様に回数の制限がない業態です。
しかしエステや整体だと、お客さんによって「この症状を治すには⚪︎回通う必要がある」といったように、回数の制限があることがほとんどなので、回数券で再来店を確保する方法が有効です。
ただ、業態の中で成功している店舗の真似するのが一番です。笑
◆マニュアル作り
次は、マニュアル作りについてです。
マニュアル作りを難しいと考えている方もいますが、冷静に考えていきましょう。
- ①来店:お客さんに挨拶
- ②カウンセリング:悩みをヒアリング
- ③提案:お客様に提案しながらゴールを設定
- ④施術中:適度にお客様とコミュニケーションをとる
- ⑤施術終了:クロージングで提案や次回予約をとる
この5つのステップに沿って、オーナーである自分が何を喋っているのかを文字にするだけです。
2店舗目以降の出店エリアについて
では、2店舗目以降の出店エリアについて話していきます。
私がよくおすすめしているのは、ドミナント出店です。
集客の部分でも話したように、断っているお客様が増えてきたときというのは、1店舗目の周りにまだサロンの需要があるということですよね。
なので、1店舗の最寄り駅と同じ路線上に出店すれば、断っていたお客さんが2店舗目に流れてくる可能性が十分にあることが考えられます。
失敗の確率をなるべく下げた状態で、1→10店舗は進めていきましょう。
値決めやメニュー構成
値決めやメニュー構成も、1→10店舗のフェーズで固めておきましょう。
0→1店舗のフェーズでは、まだ1店舗しかないので「このメニューでいけるかな」とテストしながら経営していることもあると思います。
しかし1店舗目成功したのであれば、「このメニューでいこう!」とメニュー構成を決めていく段階でもあります。
値決めに関しては、1人で決める必要はなく、ホットペッパーの担当者さんやさまざまな人に相談するのもいいかなと思います。
もちろん、私に相談してもらっても大丈夫です!
投資回収計画をモデル化
最後は、1→10 店舗目のフェーズでは、投資回収計画をモデル化してください。
出店する=投資することですよね。
箱を借りて工事したり、さまざまなことをやっていきますが、参考となるモデルケースを作り込んでください。
ロレインブロウの場合、直営店は1店舗600万円ぐらいで作っています。
いろんなことが値上がりをしている世の中ですが、ロレインブロウでは投資した額を「1年ぐらいで回収できればいいかな」という基準でモデルを組んでいます。
実際に、1店舗目は半年から1年ほどで回収できています。
例えば、600万円投資して1年で回収する必要があったら、月間50万の利益を出す必要があります。
ならば、50万円の利益が出るように、
- 家賃はいくらなのか
- 売上はいくらなのか
- 減価はいくらなのか など
この段階でモデルを作り込むことで、10店舗目以降が非常にスムーズにいきやすくなります。
1→10店舗のフェーズについては、これで以上です。
次はいよいよ、10→100店舗のフェーズについて話していきますね!