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【9割が知らない】予約が取れない人気店を作るのは絶対にNG

2024.8.9

以前、自分のXでつぶやいた

に対して、今回は深掘りしてお話ししていこうと思います。

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最強のチェーン店とは

私のなかで最強のチェーン店というのは、

既存スタッフたちの売上も上がっていて、なおかつ、予約枠がキャパの30%ぐらい残っている状態が1番最強

と考えています。

常に予約でいっぱいのサロンは「人気だから行きたいな」とお客様に思われても、明日明後日…と一向に予約が取れなければ、お客様はどうするでしょうか?

予約が取れるまで待ってくれればいいですが、まずは別のサロンを探すのではないでしょうか。

これは、失客となります。

ホットペッパーをせっかく見てくれたのに、空き枠がないから他のサロンに行くのは、他のサロンにお客様を取られているわけですよね。

私は予約が取れないほど空き枠がないのであれば、求人を出して新しくスタッフを入れて、予約枠を解放した方がいい、という考えです。

決してサロンが人気なのが悪いのではなく、予約が取れない仕組みを作ってるサロンが悪い。

お客様が行けないサロンって何のためにあるのでしょうか?

◆せめて1週間後には予約が取れるサロンに

例えばホットペッパービューティーで考えると、ホットペッパービューティーの年間契約は毎月8万〜18万あたり。

年間契約で毎月支払いをしていくなかで、予約を取れない=新規顧客を取れない状態で18万円を払い続けるのか?と思うわけですよ。

なので、サロン経営者は、予約状況が7〜8割ほど埋まってきたら、予約枠の確保のためにも新しいスタッフを獲得するために動いて欲しい。

もしくは既存店舗の近くに新しい店舗を作らないと、無駄な投資になってしまいます。

予約でいっぱいのサロンでも、スタッフ1人なら売上の最大値には限界がある。

経営者は毎月固定費をかけてるのに、限りある売上だけに満足しているのはよくないと思うんですよね。

なので、予約ができる状態を作ることが一番大事。

明日、明後日、せめて1週間後に予約が取れるようなサロンづくりを目指して欲しいですね。

LTVを最大化する

LTV=ライフタイムバリュー(顧客生涯価値)は、お客様が自分のお店に何回ぐらい通ってくれるのか、いくらお金を落としてくれるのか、ということですが、

空き枠がない状態は、新規顧客が取れないだけではなく、既存顧客にも影響が出てきます。

例えば、3回以上来店してくれているお客様を固定客とします。3回目の固定客が、半年後にも同じように通ってくれているのかと考えると、固定客全員がというのはなかなか難しい。

ロレインブロウでも、大体3回目以降のお客様で、半年後に来店しなくなる確率は10〜20%はあります。

ということは、新規顧客が取れない状態で既存客も少しずつ離れていってしまい、売上が下がっていってしまうかもしれない。

予約がいっぱいである“今”はいいかもしれないですが、LTVは無限ではなく、お客様は自分のサロンとお別れをする時が来ることを想定しておきましょう。

もちろん離脱したお客様が帰ってくる可能性もあるし、キャンペーンをきっかけに戻ってきてくれるお客様もいます。

しかし、お客様が離れたから枠の準備ができる状態にするのではなく、そもそも予約枠を準備して新規顧客をしっかり取る。

新規顧客のLTVを伸ばしていって、スタッフ1人に対して固定顧客を100人作るのを目指すのが、私が考える戦略ですね。

◆スタッフの退職防止にもつながる

予約が取れない状態なら売上の最大値も限界があるので、そのなかで「売上をあげろ!」ともし言われても、「いやそもそも枠がもうないじゃん」となりますよね。

こういったことが原因でスタッフと店長が揉めて、店長やスタッフが辞めてしまうこともある。

なのであれば、

売上がこれぐらい行ったら、この店舗ではOK。
目標売上にいけば増築や移転、増店、求人をかける。

といったゴールを作ったり、色々と考えたほうがうまくいきますね。

ゴールとその先を考える

あとはサロンのLTVが把握できて、「新規顧客がこの期間になったら、このぐらい下がるな」と判断できるようになったら、広告を出すなどの対策を考えて、サロン経営を先読みしていくと失敗しない。

会社として組織を大きくしていくことを考えたら、新規の枠がある状態で1年戦うのは難易度が高いので、ある程度ゴール決めて、満席になったら次はどうするかを考えながら経営していくのがいいと思います。

オーナー

株式会社ロレインブロウ

代表取締役 東 将大

高校・大学時代に某居酒屋チェーン店にてバイト。
社長や本部社員に憧れを抱き、大学1年で中退後、その居酒屋に入社。
ベトナム店の立ち上げなどに関わった。
独立への想いが強くなり、マンションサロンであれば
飲食店に比べて開業費が抑えられると、美容サロンをオープン。

2023年5月現在、ロレインブロウは100店舗まで拡大。

オーナー

株式会社ロレインブロウ

代表取締役 東 将大

高校・大学時代に某居酒屋チェーン店にてバイト。社長や本部社員に憧れを抱き、大学1年で中退後、その居酒屋に入社。ベトナム店の立ち上げなどに関わった。独立への想いが強くなり、マンションサロンであれば飲食店に比べて開業費が抑えられると、美容サロンをオープン。

2023年5月現在、ロレインブロウは100店舗まで拡大。