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2025.11.29

眉毛を抜くのはNG?5つの注意点と抜いてしまったときのセルフケア方法を解説

「眉毛を抜くのはNGなのか知りたい」
「眉毛を傷めずに整える方法を探している」

眉毛は表情の印象を左右する重要なパーツですが、自己処理で毛を抜き続けると、毛穴トラブルや肌への負担が発生しやすくなります。特に、強い刺激を繰り返すと一部が生えてこなくなる可能性もあり、正しい知識に基づいたケアが欠かせません。

本記事では、眉毛を抜くことで起こりやすい肌トラブルや、眉毛を抜いてしまった後のケア方法を分かりやすく解説します。さらに、眉毛を抜かずに整える安全な方法も紹介するので、眉毛のお手入れに不安がある方は参考にしてください。

眉毛の整え方にお悩みの場合は、ぜひ一度「ロレインブロウ」にご相談ください。専門スタッフが、あなたの顔立ちに合う眉デザインをご提案します。

眉毛を抜くのはNG?

眉毛を抜くのはNG?

原則として、眉毛を抜く自己処理はおすすめできません。

無理に毛を抜くと、毛穴や皮膚に強い刺激が加わり、赤みや炎症といった肌トラブルを引き起こす可能性がありますまた、繰り返し抜くことで毛根が傷つき、毛が細くなったり、最悪の場合は生えてこなくなったりするリスクも伴います。

さらに、肌のバリア機能が低下し、紫外線や摩擦などの外部からの刺激に敏感になりやすくなる点にも注意が必要です。一時的な見た目の美しさを求めて行った処理が、結果として長期的な肌悩みにつながるケースは少なくありません。

肌への負担をかけずに眉毛を整えたい方は、自分に似合う形を見極め、正しい手順でカットすることが大切です。

眉毛の正しい整え方は以下のページで詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

関連記事:眉毛の整え方は?似合うデザインの見つけ方や眉カットの手順を6STEPで解説

眉毛を抜くことで起こる主な5つのトラブル

眉毛を抜くことで起こる主な5つのトラブル

眉毛を抜くことで起こる主なトラブルを以下にまとめました。

  • 毛穴にダメージが蓄積する
  • 眉毛が生えにくくなる
  • 埋没毛ができやすくなる
  • 肌が炎症を起こす可能性がある
  • まぶたがたるみやすくなる

各トラブルの詳細を見ていきましょう。

毛穴にダメージが蓄積する

毛抜きを使って無理に眉毛を抜くと、毛穴の内部にある組織が傷つき、毛穴が開きっぱなしになる場合があります。

毛穴が開いた状態は細菌が入りこみやすく、ニキビや肌荒れが起こりやすい状態です。

また、何度も同じ場所の眉毛を抜いていると、毛穴周辺の皮膚がダメージを受けて硬くなり、色素沈着を起こして黒ずんで見えるケースも少なくありません。

一度開いてしまった毛穴や黒ずみは、すぐに元の状態へ戻すことが難しくなります。きれいな肌を保つためにも、毛穴に負担をかける処理方法は避けましょう。

眉毛が生えにくくなる

眉毛を繰り返し抜いていると、毛をつくる組織である「毛母細胞」や「毛乳頭」などがダメージを受けます

毛の再生サイクルが乱れると、新しい毛が生えるスピードが遅くなったり、生えてくる毛が細く弱々しくなったりします。さらに深刻なダメージが蓄積すると、組織が破壊され、二度と眉毛が生えてこなくなる可能性もゼロではありません。

眉毛の一部が生えなくなると、眉の形が不自然になり、メイクで書き足す手間が増えます。将来の自分のために、眉毛を抜いて処理することは控えましょう。

埋没毛ができやすくなる

埋没毛ができやすくなる

眉毛を抜くと、途中で毛が切れてしまったり、毛穴が塞がってしまったりして「埋没毛(まいぼつもう)」ができる場合があります。

埋没毛とは、皮膚の下で毛が成長してしまい、表面に出てこられない状態の毛です。皮膚の中に黒い点が透けて見えるため、見た目が悪くなります。

埋没毛を無理に取り出そうとすると、肌を傷つけて出血や化膿を招くため、自己処理は控えてください。

肌のターンオーバーによって自然に出てくるのを待つしかありませんが、治るまでには時間がかかります。埋没毛ができやすくなるリスクがあることからも、眉毛を抜くことはおすすめできません。

肌が炎症を起こす可能性がある

眉毛を抜く瞬間、毛穴周辺の皮膚には強い力がかかります。このときの刺激によって毛細血管が拡張し、皮膚に赤みやかゆみが出ることがあります。

特に、清潔ではない毛抜きを使用したり、洗顔前の汚れた肌で処理を行ったりすると、毛穴から細菌が侵入して「毛嚢炎(もうのうえん)」という感染症を引き起こすリスクが高まります。患部が赤く腫れ上がり、痛みや膿を伴うこともあるため注意が必要です。

また、処理直後にメイクをすると、化粧品の成分が傷ついた毛穴に入り込み、炎症をさらに悪化させる原因になります。

まぶたがたるみやすくなる

眉毛を抜く動作は皮膚を引っ張る行為で、日常的に眉毛を無理に抜いて処理していると、まぶたがたるみやすくなるおそれがあります。

皮膚を引っ張って眉毛を抜いていると、皮膚の内部にあるコラーゲンやエラスチンなどの弾力繊維が伸びてしまい、元に戻りにくくなりやすいです。眉毛を抜く行為を繰り返した結果、まぶたが重く下がってきたり、目元に深いシワができたりする場合があります。

一度伸びてしまった皮膚をスキンケアだけで改善することは困難です。

実年齢よりも老けて見られる原因をつくらないためにも、皮膚を引っ張るような処理方法は控えましょう。

眉毛を抜いてしまった場合の3つのケア方法

眉毛を抜いてしまった場合の3つのケア方法

眉毛を抜いてしまった後に実践すべき3つのケア方法を以下にまとめました。

  • 処理後はよく冷やす
  • 低刺激の化粧水で保湿する
  • 紫外線や摩擦による刺激を避ける

各項目を詳しく見ていきましょう。

処理後はよく冷やす

毛を抜いた直後の肌は、毛穴が無理やり広げられ、熱を持った状態になっています。まずは患部を冷やし、肌を鎮静させることが最優先です。

冷やすことで拡張した血管が収縮し、赤みや腫れを抑えられます。また、開いた毛穴を引き締めるのにも役立ちます。保冷剤や氷を直接肌に当てると、冷たすぎて逆に肌組織への刺激となる場合があるため、必ず清潔なタオルやガーゼで包んでから使用してください。

冷やす時間は数分程度で構いません。赤みが引くまで優しく当てましょう。

事後の冷却ケアを徹底することで、翌日の肌トラブル発生率を下げられます。

低刺激の化粧水で保湿する

毛抜きによる処理を行った肌は、バリア機能が低下して乾燥しやすい状態です。保湿を丁寧に行い、肌の失われた水分を補給する必要があります。

使用する化粧水は、アルコールフリーや敏感肌用など、刺激の少ないタイプを選びましょう。普段使っている化粧水でも、少ししみると感じる場合は使用を控えてください。塗布する際は、コットンなどの繊維で肌をこすらないよう、清潔な手のひらを使って優しく押さえるように馴染ませます。

十分な潤いを与えることで肌の回復力がサポートされ、炎症の悪化を防げます。乳液やクリームで蓋をして、水分を逃さないようにケアを徹底しましょう。

紫外線や摩擦による刺激を避ける

ケアをした後の肌は、外部からの刺激に対して非常に無防備です。特に紫外線は肌の奥までダメージを与え、色素沈着や炎症の治りを遅らせる大きな要因となります。

外出する際は必ず日焼け止めを塗り、帽子や日傘を活用して眉周りの肌を紫外線から守りましょう。また、洗顔の際にゴシゴシとこするのも厳禁です。たっぷりの泡で撫でるように洗い、タオルで拭くときも水分を吸わせるように優しく押さえるだけにしてください。

髪の毛が眉にかかる場合も刺激になるため、ピンで留めておくなど工夫も大切です。肌への負担を極力減らす生活を心がけましょう。

眉毛を抜きすぎたときの2つの対処法

眉毛を抜きすぎたときの2つの対処法

眉毛を抜きすぎてしまったときの対処法は以下の通りです。

  • 眉メイクで一時的にカバーする
  • 眉毛美容液を活用する

各項目を詳しく見ていきましょう。

眉メイクで一時的にカバーする

抜きすぎた眉毛が生え揃うまでの間は、眉メイクでカバーする方法がおすすめです。

アイブロウペンシルを使って、毛がない部分に1本1本毛を描き足すように埋めることで、薄い部分をカバーできます。

塗りつぶすのではなく、毛の流れを意識して描くのがポイントです。次にアイブロウパウダーを使い、描いたラインをぼかしながら全体の色味を調整すると、より自然な仕上がりになります。

仕上げに眉マスカラを使えば、残っている毛に立体感が生まれ、描いた部分との境目が目立ちにくくなります。毎日のメイクで形を整えることで、生えてくるまでの期間も周囲の視線を気にせず過ごせるはずです。

眉毛美容液を活用する

健康な眉毛を早く育てるために、眉毛専用の美容液を取り入れましょう。

眉毛美容液には、毛根に栄養を与えたり、肌環境を整えて保湿したりする成分が含まれています。朝の洗顔後や夜のスキンケアのタイミングで、毛が生えてこなくなった部分や薄い部分に塗布しましょう。

ただし、眉毛美容液はあくまで化粧品の一種で、塗ればすぐに生えるわけではありません。継続して使うことでハリやコシのある毛が育ちやすい状態に導くため、すぐに結果が出なくても焦らず、毎日コツコツとケアを続ける姿勢が大切です。

また、肌が荒れる、かゆみが出るなど眉毛美容液が肌に合わない場合はすぐに使用を中止し、医師に相談してください。

眉毛を抜かずに整える3つの方法

眉毛を抜かずに整える3つの方法

眉毛を抜かずに整える3つの方法を以下にまとめました。

  • 電動シェーバーやカミソリで剃る
  • 眉バサミでカットする
  • 眉毛サロンで施術を受ける

各対処法の詳細を説明していきましょう。

電動シェーバーやカミソリで剃る

不要な毛を処理する際は、毛抜きではなく電動シェーバーやカミソリを使用しましょう。

眉毛を剃る手順は以下の通りです。

  1. アイブロウペンシルで理想の眉の形を下書きする
  2. 描いたラインからはみ出している毛だけを剃る

眉毛を剃る際は、もう片方の手で肌を軽く引っ張って平らにし、毛の流れに沿って優しく刃を動かすと失敗しにくいです。

また顔用の電動シェーバーは刃が直接肌に当たりにくく設計されているため、初心者でも安全に扱えます。カミソリを使う場合は、シェービングクリームなどを塗って滑りを良くしてから行いましょう。

処理後は必ず保湿ケアをして、肌を労わることも重要です。

失敗しない眉毛の剃り方の詳細は以下のページで解説しているので、ぜひ参考にしてください。

関連記事:失敗しない眉毛の剃り方とは?初めてでも簡単にできる眉毛の整え方やカットの方法も解説

眉バサミでカットする

眉毛の長さが伸びてボサボサに見える場合は、眉用ハサミでカットして微調整しましょう。使用するハサミは先端が丸くなっている眉専用のものを使うと、肌を傷つけにくく安心です。

眉カットの手順は以下の通りです。

  1. スクリューブラシで毛の流れを整える
  2. 理想のラインからはみ出している長い毛先だけを少しずつカットする

眉毛をカットする際は、一度にバッサリ切るのではなく、左右のバランスを鏡で確認しながら少しずつ進めましょう。眉毛を短く切りすぎると、穴が空いたように見えてしまうため注意が必要です。

また、コームを使って毛をすくい上げ、ラインからはみ出た部分をカットする方法も切りすぎを防ぐために効果的です。

正しい眉カットの方法は以下のページで詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

関連記事:眉カットとは?必要な道具ややり方、サロンを利用する3つのメリットを解説

眉毛サロンで施術を受ける

自分で整えるのが難しい、あるいは失敗するのが怖いという場合は、プロがいる眉毛サロンを利用するのが確実です。

眉毛サロンでは、骨格や筋肉のつき方、顔の雰囲気に合わせて、その人に最も似合う眉のデザインの提案を受けられます。ワックス脱毛や毛抜きによる処理も、プロの技術と専用の保護剤を使用するため、自己処理に比べて肌への負担や痛みが大幅に軽減されます。

一度サロンできれいな形を作ることで、その後のセルフケアはラインからはみ出た毛を処理するだけで済むようになります

毎日のメイクも格段に楽になり、垢抜けた印象を手に入れられるでしょう。

眉毛サロンで受けられる施術の詳細は以下のページで解説しているので、ぜひ参考にしてください。

関連記事:眉毛サロンでは何ができる?行くべき頻度や施術の流れ、メリットを初めての人にもわかりやすく解説

眉毛を抜くことに関するよくある質問

眉毛を抜くことに関するよくある質問

最後に、眉毛を抜くことに関するよくある質問を整理しました。より詳しく知りたい方は参考にしてください。

眉毛が伸びるスピードは「抜く」「剃る」で違いがありますか?

眉毛を「抜く」と「剃る」で毛の成長スピードそのものが変わるわけではありませんが、生えてくるまでの期間には違いを感じる場合があります。

眉毛を抜くと毛根から毛がなくなるため、新しく毛を作る工程が必要になり、再び目立つ長さに戻るまで時間がかかる傾向にあります。一方、剃る場合は皮膚の下に毛根が残ったままなので、生え始めるまでの期間が短く、伸びるスピードが早く感じられやすいです。

つまり、毛の残り方によって表面に見えるまでの期間に差が生じているだけで、実際の成長速度は変わりません。すぐに生えてくるのが嫌だからといって抜いてしまうと、前述した肌トラブルの原因になるため注意が必要です。

眉毛サロンには眉毛を抜く施術はありますか?

多くの眉毛サロンでは、ワックスやピンセットを用いて不要な毛を抜き、形を整える施術を行っています。

ワックス脱毛は、広い範囲の不要な毛をまとめて抜けるため、美しい眉のラインをつくる工程で取り入れられています。また、眉毛サロンに行く前は自己処理を控えて毛を伸ばしておく必要があるなど、事前の準備が求められる点に注意が必要です。

眉毛サロンでは、プロが肌の状態を見極めながら、適切な方法で施術やアフターケアを徹底しています。自己流で抜くよりもトラブルのリスクを抑えられ、安心感を得やすい点が特徴です。

眉毛の整え方が不安でしたら「ロレインブロウ」にご相談ください

眉毛の整え方が不安でしたら「ロレインブロウ」にご相談ください

眉毛を抜く習慣は、毛穴の炎症やまぶたへの負担などを招き、見た目の印象にも影響が出る可能性があります。

健康的な眉毛を保つためには、過度な抜毛を避け、肌への刺激を抑えることが欠かせません。もし眉毛を抜いてしまった場合は、冷却と保湿を行い、肌のコンディションを整えるケアを徹底しましょう。

眉毛を整える際はシェーバーやハサミを使うことで、肌にかかるストレスを軽減できます。また、自分に合った形がわからない方やセルフケアに不安がある方は、眉毛サロンでプロに相談する方法がおすすめです。

眉毛のお手入れで悩んでいる方は、ぜひ「ロレインブロウ」にご相談ください。専門スタッフが、あなたの魅力を引き立てる眉デザインを丁寧にサポートします。