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2025年問題は美容業界に大打撃?ロレインブロウを救う対策 -解決策編-

2024.12.3

こんにちは、ロレインブロウの東です。

先日、「実際に美容業界にどのような影響があるの!?」という、影響の部分について話していきました。

今回は、2025年問題による影響への解決策について話していきます!

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2025年問題の解決策について

2025年問題に関して、パッと思いつく美容業界に与える影響は前回通りです。

美容業界に限らずの社会問題ではありますが、嘆いているだけでは仕方がないので、私が考える解決策について話していきます。

◆解決策1.高付加価値サービス

まず1つ目、高付加価値サービスへの転換です。

売上から原価を引いたら粗利が出るので、粗利を上げるには単価を上げるか、客数を増やすかのどちらかしかないわけです。

しかし、これから人口が減っていくのであれば、単価を上げて価値も上げていくしかありませんよね。

価値を上げるために、高付加価値な業態に転換していかないと、2025年問題の影響をダイレクトに受けてしまう。

日本は不景気と言われていますが、予約困難のカウンターのお鮨屋さんだったりは、高単価で客数が絞れているので影響を受けにくいのではないか、と感じているので、やはり高単価であり高価値があるサービスは重要だなと感じます。

ロレインブロウでも、アイラッシュ業界のなかでみると、客単価は業界の1.5倍程度なので、客数がそんなになくてもある程度売上が立てられています。

逆にいうと、2000〜3000円のまつ毛パーマを展開しているサロンは、この先なかなか厳しい現実が待っているのではないかと思います。

◆解決策2.離職率の低下

2つ目は、離職率の低下です。

  1. 人材の採用が難しい
  2. 労働力が減っていく
  3. 教育コストが増えていく

となっていくのに、人が入っては辞めてを繰り返していくと、採用費も教育費も上がる一方となり、利益を出しづらい企業体質になってしまいます。

それを防ぐためにも、離職率をぐっと抑える必要がある。

そのためには従業員満足度を上げるのに働く環境と整えることにしっかりとコミットしていくことが重要です。

自分が育てた社員が、自分の会社に長く貢献してくれて稼げるという世界線を作っていかないといけません。

◆解決策3.デジタル化

3つ目は、デジタル技術の活用、DX化(効率化)です。

デジタル化で重要となってくるのが、人件費の削減と業務効率化です。

支払い方法がキャッシュレスをメインとすれば、現金の入金作業はなくなるし、データで取引がわかればレジ締め作業も不要となる。

データ処理が楽になれば、バックオフィスの人材も最小限に抑えられるようになります。

客数をそのまま、または増えている中で、会社からでていくお金を減らすことができれば、現場やバックオフィスのスタッフたちに還元できるお金も増えていくわけです。

美容業界には、まだまだ効率化できる部分が多くあるので、ここにも力を入れていく必要があります。

私自身もまだまだ勉強していかなきゃいけないので、今後YouTubeでも取り組みについて発信できたらと思っています。

ただ、ロレインブロウでは店舗が140店ほどあるので、1つのシステム入れるにも非常に苦労することになるのも事実。

システム導入に懸念を示す方もいると思うので、そういった方に理解をしてもらいながらも、急いで取り組まないといけないのがDX化だと思っています。

◆解決策4.顧客層の変化をとらえる

4つ目は、顧客層の変化をしっかり捉えることです。

ロレインブロウのターゲット層となる20代30代が年齢を重ねていくのと同時に、今受けているサービスにも変化がでてきます。

20代30代は都内の美容院に通っていたけど、子どもも生まれたし、髪色を楽しむより白髪をどうにかしたいだけだから、近所の美容院でいいわ

といったような変化が生まれた人は、多くいると思います。

このような変化による影響が、絶対に自分たちの店でも起こるわけですよ。

なので、その時の顧客のニーズ、顧客層の変化を捉えるための動きを会社がしていかないと時代の流れに置いていかれてしまいます。

◆解決策5.仕事の価値創造

5つ目は、美容業界の仕事の価値創造です。

「美容業界の仕事って、こんなにいい仕事なんだ」
「美容業界に勤めてたら、こんな未来が待ってるんだ」 など

美容業界の仕事の価値をもっと高めることができたら、美容専門学校に行こうと考える人口が増えていくわけですよね。

美容業界の人材不足は、先代の残した負の遺産と言っても過言ではないですからね。

  • 給料が安い
  • 休みもない
  • 残業が多い

こういうイメージ(というか現実としてある)が、原因ではあるので、今から若手の現役経営者は、やりがいもあるし稼げるという美容業界の価値を高められる会社を作っていく必要があります。

そういう会社が作れれば、採用力にもつながり、業界の健全にもつながりますからね。

まとめ

今回は、2025年問題と美容業界について、私なりの観点で話してきました。

眉毛まつ毛サロンを経営している身としては、アイリストという職業をもっと輝かせたいと思っています。

どこかアイリストは2軍というか、地味なイメージがあるんですよね。

美容師がダメだったからアイリストでいいや、ということではなく、

「アイリストを目指したい」
「若くて稼げるのはアイリストじゃないか?」

といったような、誰でも魅力を感じる職業にできるように今後も動いていくのが私の役目です。

そして、ぜひ美容業界の発展を願って、経営者の皆さんとで手を取り合って頑張っていければいいなと思っております!

オーナー

株式会社ロレインブロウ

代表取締役 東 将大

高校・大学時代に某居酒屋チェーン店にてバイト。
社長や本部社員に憧れを抱き、大学1年で中退後、その居酒屋に入社。
ベトナム店の立ち上げなどに関わった。
独立への想いが強くなり、マンションサロンであれば
飲食店に比べて開業費が抑えられると、美容サロンをオープン。

2023年5月現在、ロレインブロウは100店舗まで拡大。

オーナー

株式会社ロレインブロウ

代表取締役 東 将大

高校・大学時代に某居酒屋チェーン店にてバイト。社長や本部社員に憧れを抱き、大学1年で中退後、その居酒屋に入社。ベトナム店の立ち上げなどに関わった。独立への想いが強くなり、マンションサロンであれば飲食店に比べて開業費が抑えられると、美容サロンをオープン。

2023年5月現在、ロレインブロウは100店舗まで拡大。